マティッチ「スパーズ戦は新たなチャレンジ」

10月のトッテナム・ホットスパースタジアムでの対戦では、ユナイテッドはシーズンのハイライトとも言えるパフォーマンスで3-0で勝利を飾った。

しかし、ハロウィーンの週末に行われたその一戦以来、両チームとも指揮官は交代し、オールド・トラッフォードではラルフ・ラングニックが暫定監督に就任。そしてスパーズは、マティッチのチェルシー時代の指揮官、アントニオ・コンテがヌーノ・エスピリート・サントスに代わって指揮を執ることになった。

異なる顔ぶれの2チームが勝ち点3を争う今週末の対戦。前回と同じ結果を手に入れるためには、また新たな課題に挑む準備が必要だとマティッチは考えている。

「もちろん、試合に勝ったのはいいことだが、あの試合（アウェーでのトッテナム戦）はずいぶん前のことだ」とクラブメディアに語ったマティッチ。

「今はより現在の状況にフォーカスする必要がある。あれから彼らの監督も変わったし、僕らも監督が変わったから、この試合を新しいチャレンジとして捉えなければならない」。

「前節で彼らはエヴァートン相手に5-0で勝利するという良いフットボールをしていた。とても面白い試合になるだろうね。僕たちも準備は万端だ」。

セルビア人MFの発言どおり、スパーズは月曜夜に行われた前節ではエヴァートンに圧勝し、その1週間前にも、リーズ・ユナイテッドとのアウェー戦で4-0の勝利を収めている。

彼らにとってユナイテッド戦は、今シーズンのリーグ戦での2大勝利が続いた後の対戦となるだけに、マティッチは相手の勢いを十分に警戒している。

「彼らは（エヴァートン戦では）チームとしてとても良いプレーをしていた。試合を見たけれど、ハリー・ケーンはいま、ものすごく好調みたいだ」。

「僕らにとってはハードなゲームになるだろうけど、それに対応できるだけの力が僕たちにはある」。

土曜に行われるこの試合では、マティッチらユナイテッドの選手たちは、先週末のマンチェスター・ダービーでの敗北から立ち直るだけでなく、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向け、重要な勝ち点3を獲得することを目指す。

このスパーズ戦は、今シーズのリーグ戦最後の10試合のうちの最初の試合だ。そしてスパーズは2ポイント差に迫っている。しかも彼らは、2試合多く未消化試合を残している。

「僕らにとっては、シーズン終了までのすべての試合が最終戦だ」とマティッチは力を込めた。

「チャンピオンズリーグ出場権を確実に手にするために、僕たちはここからすべての試合に勝たなくてはならない。精神的にも肉体的にも、そのための準備はできている。（土曜の試合では）勝つために全力を尽くすよ」。