プロフィール:ラスムス・ホイルンド
マンチェスター・ユナイテッドは、20歳のFWラスムス・ホイルンドの獲得を正式に完了し、エリック・テン・ハフ監督にとって今夏3人目の新戦力を加えた。
アタランタから移籍し、ユナイテッドと5年契約を結んだホイルンドは、この2年で成長を遂げ、来たる2023-24シーズンを前に新天地へとやってきた。
ラスムスは、アタランタの昨季セリエA5位に貢献した。オールド・トラッフォードでは同じフォワードのアントニー・マルシャルにとって健全な競争相手になる。
新加入選手のキャリアについて知っておく必要があることは、以下の通りだ。
キャリア序盤
ラスムスは、母国デンマークのHUIとブロンビーの両アカデミーでフットボール選手としての第一歩を踏み出し、FCコペンハーゲンで頭角を現した。
2020年10月、若干17歳でFCコペンハーゲンのトップチームに昇格したホイルンドは、デビューシーズンにデンマーク・スーペルリーガとオッズセット・ポカレンの両方で4試合に出場した。
その後、デビューから2022年1月までに32試合に出場し、ヨーロッパカンファレンスリーグでの2ゴールを含む5ゴールをあげた。また、2021-22シーズンにはコペンハーゲンでデンマーク・スーペルリーガのタイトルを獲得している。
オーストリア時代
チームが変わるまでに時間はさほどかからず、2022年1月、オーストリア・トップリーグのシュトゥルム・グラーツに移籍。
グラーツでのプレーではUEFAチャンピオンズリーグ予選での1ゴールを含め、21試合に出場し、12ゴールを記録した。
ベルガモの誘い
2022年8月、ホイルンドはセリエAのアタランタと5年契約を結び、1シーズンだけプレーした。
イタリアでのプレー中、彼はその長身と電光石火のスピードで知られるようになり、スカンジナビアのアーリング・ハーランドのようなプレーを見せた。
全コンペティションで34試合に出場し、10ゴール、4アシストを記録。ゴールの大半を交代出場でマークしてみせた。
ラスムスは、2-0でチームが勝利した2022年9月5日のモンツァ戦でアタランタでの初ゴールを決めた。2023年1月には先発に起用されるようになり、4試合続けてゴールを記録した。
ホイルンド獲得理由を説明
記事エリック・テン・ハフ監督が、ラスムス・ホイルンドについてコメント。
代表キャリア
2022年9月のクロアチア戦に交代出場し、デンマーク代表デビュー。2023年3月、3-1でデンマークが勝利したEuro 2024予選のフィンランド戦で初めて代表先発出場を果たし、ハットトリックを達成した。
さらに、その3日後のカザフスタン戦でも2ゴールを決めた。ホイルンドは現在、シニア代表で6試合に出場している。この夏には、北アイルランド戦にも出場し、現在ユナイテッドのチームメートであるジョニー・エヴァンスと対戦した。
次のチャプターはレッド
20歳のホイルンドには長いキャリアが待ち受けている。テン・ハフは、プレミアリーグやチャンピオンズリーグで活躍する前ながら、才能に恵まれた選手を獲得した。
次戦は2023-24シーズン開幕戦だが、ラスムスがアタランタでのプレシーズントレーニングで負った軽症から一刻も早く回復し、赤いユニ姿が見られることを願っている。