ガルナチョとホイルンドにとって大事な決勝
マンチェスター・ユナイテッドが最後にFAカップを制した2016年、ラスマス・ホイルンドとアレハンドロ・ガルナチョは、それぞれ13歳と11歳だった。
ウェイン・ルーニーとマイケル・キャリックが、誰もが知るウェンブリーのアーチの下でトロフィーを掲げて以来、多くのことが変わったが、歴史的な大会の重要性は現在のユナイテッドの選手にとっても変わらない。
土曜日の決勝、マンチェスター・シティーとの2シーズン連続の対戦を前に、ホイルンドとガルナチョはクラブメディアのインタビューに応じ、目標、フィールド内外でのケミストリー、そして2023-24シーズンについて語った。
昨夏、ユナイテッドにやってきたラスムスは、クラブとFAカップは同義語のようなものと言う。ユナイテッドは、これまで同大会で12回優勝しているが、週末に行われる今季の決勝は、彼らにとってさらなるモチベーションになっている。
「史上最古のノックアウト方式の大会。ユナイテッドだけでなく、イングランドのコミュニティにとっても特別な場所だと思う」とラスムスは話し始めた。
「とても特別なカップだと思うし、優勝すればとても誇りに思えるものだと思う」
「そしてもちろん、ヨーロッパ(出場枠)に繋がる。それも大事なこと」
ガルナチョは、2-1で惜敗したシティーとの昨季決勝戦で交代出場し、ステファン・オルテガを慌てさせたが、シュートは惜しくも枠外に飛んだ。
今シーズンはディオゴ・ダロトと並んでユナイテッドで2番目に多い49試合に出場しているガルナチョは、タイトルを獲得し、2024-25シーズンにさらなる成長を遂げる足がかりにすることを目標としている。
「みんなの夢はトロフィーを獲得すること」
「僕にとって初めてのシーズンだった昨シーズンのカラバオカップで初めて優勝した。だから、もう1つの大会で優勝するのはとても特別なことだし、来シーズンのためにも勝ちたい。さらにモチベーションを高めて、来季より多くのトロフィーを獲得したい」
決勝は土曜日にウェンブリーで行われる。そのちょうど2週間前には、ユナイテッド・ウィメンが同じFAカップで優勝を果たした。マーク・スキナー監督が率いるレッズは、トッテナム・ホットスパーを4-0で破り、トロフィーを手にした。
2023-24シーズンで16ゴールをあげ、プレミアリーグでの最後の2試合でゴールを決めたホイルンドは、ファーストチームがユナイテッド・ウィメンの勝利からインスピレーションを得ることができると信じている。
「女子チームにおめでとうと言いたい」
「両チームがFAカップで優勝できれば、クラブにとってもまた良いこと」
「それはとても特別なことだ。土曜日が楽しみでしかたない」
「(良い状態で)決勝戦に臨みたい。でも、僕にとって一番大事なのは勝つことなんだ。誰が得点を決めるかなんて、どうでもいいんだ」
「もちろん、9番でありストライカーである僕の仕事は、チャンスがあればゴールネットを揺らすことだけど、僕としては、とにかく勝ちたい。来季ヨーロッパの大会に出場するのは、フットボールクラブにとってとても重要なことなんだ」