監督は超過密日程の影響を危惧
来週重要なプレミアリーグ3試合をこなすマンチェスター・ユナイテッドは、限界に達してしまうかもしれない。
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、アストン・ヴィラ、レスター、リヴァプールとの試合をたった5日間でこなす日程に苦言を呈している。木曜の夜にヨーロッパリーグの試合を終えた関係もあり、これら3試合にフル出場する選手はいないとも語った。
つまり、ハリー・マグワイアのリーグ記録が途絶えることを意味する。
「ハリー・マグワイアは、チームに加わってからプレミアリーグ全試合でフル出場している」と監督はコメント。
「しかし、それを続けることは不可能だ。彼も誇りに思っているスタッツかもしれないが、この状況では無理だ」
スタディオ・オリンピコで出場機会のなかったディーン・ヘンダーソン、ビクトル・リンデロフ、スコット・マクトミネイは、日曜に行われるアウェイでのアストン・ヴィラ戦に出場する有力な候補と言える。
ローマ戦の後半からベンチに下がったルーク・ショートアーロン・ワン・ビサカもヴィラ・パークでの一戦に問題なく出場できる可能性はあるものの、第2戦の影響を受けた選手はいないとも話している。
長期離脱中のアントニー・マルシャルとフィル・ジョーンズが欠場するのはほぼ確実。
ローマ戦を欠場したダニエル・ジェームズに関しては、監督もケガが理由だったと説明し、もう少し欠場する可能性を示唆している。
「一戦ごとに対応する必要がある。非常に悪いアイディアを渡されてしまったようなものだ。プレミアリーグのインテンシティは非常に高い。クオリティも非常に高い」
「その都度メンバーを変えないといけない。選手たち、コーチも準備はしているが、我々にとって試練になる」
「乳母車からオモチャを放り出して不憫に思われるようなものではない。そういう形で機能していない」
「私としては、今回の件に納得できていないことを言葉にして伝えないといけない。リーグは、選手がケガをするリスクを冒そうとしている。選手たちのことを気にかけてあげないといけない」
アストン・ヴィラ情報
キャプテンのジャック・グリーリッシュは、リーグ12試合連続の欠場する。同選手は、脛を痛めて2月中旬から欠場を続け、ディーン・スミス監督も金曜の朝に出場できないことを明言した。
「彼は故障が多く休ませていて、復帰に向けて段階を踏んでいる」と、スミス監督は説明している。「今回の試合での復帰は、早過ぎる。明日からチーム練習に加わる予定で、マンチェスター・ユナイテッド戦での復帰は早過ぎる。何度も言っているように、彼にはできるだけ早く復帰してもらいたいが、正しい判断が必要だ」
トレゼゲは、先日のリヴァプール戦で膝の靭帯を損傷し、今シーズンの残り試合を欠場予定。モルガン・サンソンも膝の負傷から復帰できていない。