アクセルのリーダーシップ論
アクセル・トゥアンゼベは、オーレ・グンナー・スールシャール監督が率いる若く、成長を続けているマンチェスター・ユナイテッドのリーダーになりたがっている。
Deezerなどで聴けるUTD Podcastで、トゥアンゼベはチームのリーダーについて言及した。
アクセルは、昨年の9月に行われたロッチデール戦でキャプテンマークを着け、クラブ史上最年少のキャプテンとなった。
今後もキャプテンの役割を担いたいと話したアクセルは、ファーストチームのドレッシングルームでも、周りから頼られる存在になりたいと語った。
「絶対にキャプテンになりたいわけではなくて、僕はチームのリーダー的な存在になりたい。チームから頼られる存在になりたい」
「フットボールでは、周りが知らないだけで、選手だって他の問題を抱えている。特にユース年代で育った選手たちには、話し相手が必要ならいつでも連絡してもらいたいと伝えているんだ」
「選手によって、それぞれの事情は異なる。ユース時代、リザーブ時代にキャプテンを務めた時は、選手一人一人と個別に話した。詳しいことは言う必要はなくて、何か問題があるのなら僕に教えてもらいたいと言っていたんだ。そうすれば、その選手と会って話をして、力になる」
「ピッチ外のことで影響があると、パフォーマンスにも影響が生じる。100%の状態で上手く回っている方が、チームにとっても良い」
先日、元ユナイテッドのイェスパー・ブロンクビストは、現役時代にミスをした際、キャプテンのロイ・キーンに叱責されて傷ついたことを明かした。
トゥアンゼベは当時の状況に理解を示しつつ、今とは時代が違うと主張。それでも、ピッチ内での指摘は選手に良い影響を与えられると話す。
「昔とは違う。今は、上手く対応できる選手は少ないと思う」
「ロイ・キーンが、ピッチの外ではそういう人ではないことを、みんなは理解していない。アシュリー・ヤングが良い例だと思う。彼はいつだって色々と指摘してきた。パスをミスすれば、彼から指摘される。個人的なことではないし、彼がその選手を嫌っているから言うのではなくて、マンチェスター・ユナイテッドの選手だから言うんだ。その選手にレベルアップしてもらいたいから言ってくれるんだ」
「僕は、(アストン)ヴィラに期限付きで移籍して、同じような体験をした。個人的なこととして受け止めたりしないよ、僕も、他の選手に多くを要求した。最近のフットボールでは、あまり見られないことだね」
「周りは個人的なこととして見てしまうのだろうけれど、白線を超えたらそこでおしまい。ピッチでは対応しないといけないことで、それがプロフェショナリズム。仕事をやっているだけ。しっかり自分の仕事ができていないときには、指摘される必要がある」
アクセルは、ユースチーム時代から交流のあるマーカス・ラッシュフォード、スコット・マクトミネイ、ティム・フォスメンサーらとドレッシングルームで話すことが多い。
また、退団した選手とも、いまだに連絡をとっているという。
「選手の入れ替えが多いから、ドレッシングルームも顔ぶれも大分変わった。フットボールは仕事だから、あまり個人的に仲良くなり過ぎない方が良いと助言される」
「ただ、仲の良い選手とは、ピッチを離れても関係を築ける。ユース時代の仲間とは、いまだに連絡を取り合っているよ。僕の人生の一部みたいな存在だから、みんなの様子が気にな��」
「ラッシー、ティモ、スコットは、比較的同じ時期にユースで過ごした。似たような状況を経験した間柄だから、仲が良いんだ」
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