ヨーロッパリーグ参戦クラブをチェック

グループステージから参戦するのは2019年以来となるが、その間にフォーマットも変化している。

ヨーロッパカンファレンスリーグがUEFAの第3の大会として導入され、ヨーロッパリーグのグループリーグのチーム数は48から32に削減された。

グループ首位のチームは、2試合少ない試合数でラウンド16へ進出できる。2位の8チームはチャンピオンズリーグから敗退した8チームとの2戦形式のプレーオフに臨むからだ。

12チームがすでにグループステージへの出場を決めている。そのうち4チーム（ユナイテッドを含む）はポット１入りが確定している。

残りの20チームは7月と8月に行われる予選で決定されるが、これまでに判明している出場チームを見てみよう。

ポット１

アーセナル

ミケル・アルテタのチームは、宿敵トッテナムに4位の座を奪われ、惜しくもチャンピオンズリーグ出場権を逃した。大会のルールにより、ユナイテッドは彼らとは少なくとも準々決勝までは顔を合わせることはない。

ラツィオ

6年ぶり5回目のヨーロッパリーグ出場を決めたローマ勢。元チェルシーのマウリツィオ・サッリが率いるこのチームには、アタッカー、チーロ・インモービレがいる。彼はラツィオの歴代最多得点者であり、2021-22シーズンのリーグ得点王として4度目のカポカンノニエーレを受賞している。

ローマ

ラツィオの地元のライバルは、ジョゼ・モウリーニョのもと、決勝でフェイエノールトを1-0の僅差で下し、カンファレンスリーグの初代チャンピオンとなった。2021年には、ヨーロッパリーグの準決勝に進出したが、エディンソン・カバーニの活躍により、ユナイテッドに8-5で敗れている。

ポット未定

ブラガ

この大会の常連。今年4月の準々決勝では準優勝したレンジャーズに敗れた。ユナイテッドとは、2012-13シーズンのチャンピオンズリーグのグループステージで2度対戦し、ホーム試合では、ユナイテッドが2-0の劣勢からハビエル・エルナンデスの2得点で3-2の勝利を収めた。

フェイエノールト

カンファレンスリーグの準優勝チームだが、エリック・テン・ハフに率いられたアヤックスとPSVアイントホーフェンに次ぐ3位でエールディビジを終え、すでにヨーロッパリーグ出場が決定していた。ユナイテッドとは2016-17シーズンのグループリーグで対戦。オランダでは敗れたが、オールド・トラッフォードでは4-0の大勝でリベンジを果たした。

フライブルク

フライブルクはクリスティアン・シュトライヒ監督のもと、近年ドイツサッカー界にサプライズを巻き起こしている。昨シーズンのブンデスリーガは6位でフィニッシュした。しかし、DFBポカール（カップ戦）決勝では10人となったRBライプツィヒにPK戦で敗れ、初のメジャートロフィー獲得を逃している。

ナント

今回がヨーロッパリーグ初登場。フランス北西部の歴史あるクラブは、フランス杯で21年ぶりにトロフィーを獲得して出場権をゲットした。ユナイテッドとは2002年のチャンピオンズリーグで2度対戦している。

レアル・ベティス

ベティスの地元のライバル、セビージャとはユナイテッドは縁があるが、「緑x白」の彼らとはまだ対戦したことがない。コパ・デル・レイに優勝した彼らにとっては5シーズンぶり3度目の欧州カップ戦となる。マヌエル・ペジェグリーニ監督が率いるこのチームには、ワールドカップ優勝メンバーのナビル・フェキール、ポルトガル代表の主力、ウィリアム・カルバーリョ、老練のホアキンといった才能あるスター選手が集まっている。

レアル・ソシエダ

彼らも、2021年のヨーロッパリーグで、ユナイテッドが決勝に到達するまでに対戦した相手。昨年コパ・デル・レイを制覇した彼らは、大会で上位進出できるポテンシャルをもっている。中心選手はアレクサンデル・イサクとミケル・オヤルサバルで、元マンチェスター・シティーのダビド・シルバが強力なアシスト役となっている。

レンヌ

ブルターニュ地方のクラブは古くからユースの育成で有名だが、近年はトップチームが優秀で、定期的にフランスリーグのトップ6に入り、欧州カップ出場権を獲得している。2018年以降、アーセナル、チェルシー、レスターと対戦しているが、ユナイテッドとはまだ顔を合わせたことがない。

ウニオン・ベルリン

ウニオン・ベルリンは昨シーズンのカンファレンスリーグに参戦したが、ヨーロッパリーグは今回が初。東ベルリンのクラブは、2019年に初めてブンデスリーガに昇格して以来、安定した地位を確立。昨シーズンは5位に入り、わずか1ポイント差でチャンピオンズリーグ出場権を逃した。

ヨーロッパリーグのグループステージの抽選は2022年8月26日に行われ、試合は9月8日から11月3日に行われる。