スコットが背番号を変えない理由
スコット・マクトミネイが、より“上”の背番号を選ばない理由について語ってくれた。
2017年5月に行われたアーセナル戦でファーストチームデビューしたマクトミネイには、39番が与えられた。現在までにマンチェスター・ユナイテッドで100試合以上に出場し、チームに影響を与えるだけの存在になっているものの、彼は39番のユニフォームを今も着ている。
クラブアカデミー出身選手の大半は、デビュー当時に同様の番号を与えられることが多い。クラブ内で立ち位置に変化が見られると、背番号も変わっていく傾向がある。
マクトミネイの前に39番をつけていたのは、マーカス・ラッシュフォード。
ファンとのQ&Aに参加したマクトミネイは、背番号に関する質問に答えてくれた。
彼曰く、今までに一度も背番号の変更を考えたことはなく、今の番号に満足しているという。
「初めてもらった番号だから、39番は特別なんだ」
「誰からも背番号変更について言われたことはないね。この3年、2年、去年もそういう話はなかった」
「何も言われていないし、僕は今の番号に満足している。自分から背番号を変えたいと言ったこともない。39番がいい。どこに行っても39番だから、頭から離れなくなってしまっているよ!」
ビジャレアルとのUEFAヨーロッパリーグ決勝で好プレーを見せたマクトミネイは、スコットランド代表にとって23年ぶりのメジャートーナメント、EURO 2020に臨む。
代表では守備的なポジションが多く、4番のユニフォーム着ている。
スコットは、母国にとって直近のメジャー大会だった1998年ワールドカップの記憶はないと話している。それだけに、今大会開幕を待ち望んでいる。
「僕は1996年生まれだからね!」と、スコットは笑った。「代表レベルになると、いつも周囲の期待はある。良いプレーが求められているよ」
「でも、僕たちにとってはあまり気にならない。EUROには随分出場していなかったから、楽しみ。良いプレーをしたい」
スコットランドのEURO初戦は、14日にハムデン・パークで行われるチェコ戦だ。4日後には、注目のイングランド戦が待っている。