ペレイラは2013年にユナイテッドとプロ契約を結んだ。北アイルランドでのミルクカップでキャプテンを務めて優勝に貢献。大会MVPにも選出された。決勝までに3ゴールを決め、主将という立場でも輝きを放った。
アカデミー最終年を飛び越え、ウォーレン・ジョイス監督率いるU-21チームに昇格。Aonトレーニング・コンプレックスでも評価は高く、その能力はUEFAユースリーグでも生かされ、異国のチームとの対戦でも知的なプレーを発揮した。FAユースカップでも、バーンリー戦やレスター戦で魔法のようなゴールを披露している。
若き策士は、U-21のウェストハム戦でオールド・トラッフォードデビューを飾ると、決勝点をマーク。バークレイズU-21プレミアリーグ準決勝、アンフィールドでのリヴァプール戦でもゴールを決めた。
2014年8月に行なわれたMKドンズとのキャピタルワンカップ戦でファーストチームデビューを果たしたペレイラは、2015年3月にホームで勝利したトッテナム戦を合わせたファーストチームの2試合で評価を高め、2018年6月までの延長契約を勝ち取った。
新契約にサインした後ペレイラは、「契約を延長できて嬉しく思います。ファーストチームに加わる機会を与えてくださった監督に感謝しています。トッテナム戦でプレミアリーグデビューを飾れ、オールド・トラッフォードで大観衆を前にしてプレーするという夢を叶えられました」と、喜びを語っている。
ポゼッションプレーも快適にこなすペレイラは、セットプレーの能力にも長けている。ベルギー代表のユースチームでも好成績を残したが、その後ブラジル代表を選択。ベルギー生まれだが、彼は南米出身で元プロフットボール選手だった父親の遺伝子を受け継いでいた。
2015年にはブラジル代表としてU-20ワールドカップに出場し、決勝のセルビア戦では、敗れはしたが豪快なゴールを記録した。
2015-16シーズンは11試合に出場、キャピタルワンカップのイプスウィッチ・タウン戦ではシニア初ゴールを記録。Aonトレーニング・コンプレックスでの努力の成果が表れたようなフリーキックからの得点だった。
一昨シーズンのグラナダに続き、昨シーズンはスペイン、バレンシアへのレンタル移籍で経験を積んだ。グラナダでは降格を体験することとなったが、バレンシアではそこで培った経験を生かし、重要な役割を任された。