ウルグアイの首都モンテビデオで生まれたペリストリは、ピッチ上ではまるで「いたずらっこのよう」と描写されるほどの才能の持ち主だ。
ジュニア時代にラ・ピカーダ、リーベル・プレートで過ごし、2018年にペニャロールに移籍すると、17歳の彼にシニアデビューのチャンスを与えたのは、元レッズのディエゴ・フォルランだ。2019年8月、デフェンソール・スポルティング戦で抜擢した。
フォルランは、2020年9月にペニャロールを退団するまで、ペリストリを20試合で起用。そのプレースタイルは高く評価されている。
フォルランは2020年に「ペリストリのポテンシャルは非常に高い。まだまだ努力は必要だが、彼は成長し、違いを生み出している。彼を長くクラブに留めておくのは難しいだろう。ものすごいスピードを備え、対応するのが難しい選手だ」と語った。
ペリストリの才能を高く評価するもう一人のレジェンドは、バルセロナなどで活躍したフアン・ロマン・リケルメだ。「彼は若く才能にあふれている。プレーした試合の数はまだそう多くないが、ピッチの上であんな風に人を食ったような動きができる選手はそう多くない。ものすごく貴重な存在だよ」と語った。
元リヨンで活躍し、引退後の今もクラブで仕事をしているジュニーニョ・ペルナンブカーノは、ペリストリの獲得に関心を持っていた。そして当時、こう語っていた。「彼には経験がある。18歳でペニャロールのレギュラーになるのは簡単なことではない。私も南米のリーグでプレーしたことがあるが、危険なリーグだ。18歳で彼は対応してきた」
バルセロナのリオネル・メッシに憧れているというペリストリは、ドリブルでディフェンスを翻弄するのが好きな選手だが、チームのために全力で自陣に戻ることも厭わない。右ウィングの方が慣れているとはいえ、左でもスピードを生かしたプレーが可能だ。
コパ・リベルタドーレスで注目されたペリストリは、恩師フォルランと同様に、マンチェスター・ユナイテッドへとやって来た。