ブルーノにとってのオールド・トラッフォード
マンチェスター・ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデスは、愛するオールド・トラッフォードが自身にとってどのような場所かを語った。
2020年1月、0-0の引き分けに終わったホームでのウルヴズ戦でユナイテッドデビューを果たした彼は、以来、ファンの間で確固たる人気を確立している。
では、彼がシアター・オブ・ドリームスで最も好きな瞬間は何だろうか？ そして、彼が毎回行っているゲン担ぎとは？
インタビューの全文を読んでもらいたい。
オールド・トラッフォードを3つの言葉で表現してくださいと言われたら？
「前にも言ったと思うけれど、あれほど大きなスタジアム、世界に存在する最も象徴的なスタジアムを表現するのは不可能。僕にとってオールド・トラッフォードは、"夢が叶う "場所。
会場で感じた第一印象は？ たしか、ウルヴズ戦（2020年2月）でしたか？
「ウルヴズ戦だね。トンネルを抜けると、最初は静か。でも、ピッチに向かうとファンの声が聞こえてきて、雰囲気もわかるし、スタジアムがいっぱいになっているのも見える。ファンが僕の名前を呼び、僕の歌を歌うのを見たのは初めてで、信じられないような気持ちだった。これは特別なことなんだ」
ファンが自分の名前を歌うのを聞いたときの気持ちを教えてください。
「さっきも言ったように、言葉では言い表せないようなものなんだ。それはあなたが感じなければならない何かである。基本的に説明できないものなんだ」
試合当日のルーティンについて、ゲン担ぎや試合に出る前にやっておきたいことなどはありますか？
「いつも同じことをする。試合の時間帯によって変わるけれど、朝食か昼食も一緒。ホテルを離れる前には、子供たちや妻と話をする。バスに乗ったら、誰にもメールしないし、電話にも出ないから、その後は試合に集中したい。これはゲン担ぎのひとつで、もうひとつは、ピッチに入るときはいつも左足から入る。より良いパフォーマンスをするためではなく、自分らしくいるためにね」
「家族にとっても、自分にとっても、最高の気分だよ。僕自身、家族がそこにいてくれるのは素晴らしいこと。年齢を重ねると、スタンドに家族がいることを望むようになるものなんだ。もちろん、家族にとっても、大きなスタジアムで、ビッグゲームを観戦し、観客の声を聞きながら、あの雰囲気を味わうことができる。友人も何人か観戦に来てくれました。そのうちの1人は長い付き合いの友人で、昨シーズンの開幕戦にも来てくれたんだ。彼はスポルティングに行くほどのスポルティングファンでもある。熱狂的なファンだから、試合を見に来たとき、信じられないと思ったらしいよ。彼は（2021年8月の）リーズ戦も観ている。もし僕がもう一度ハットトリックを決めるには、次の機会には彼が会場に来ないといけないと伝えておいたよ！」
オールド・トラッフォードでのフィーリングという意味では、土壇場で勝ち越しを決めたときほど、素晴らしいものはないと思います。そうした場面での得点があったかは記憶にないですが、おそらく、土壇場で勝ち越しゴールを決めたときにピッチにいた経験はあると思います...。
「終了直前のゴールはないね。でも、マーカス（ラッシュフォード）が（昨季の）ウェストハム戦で決めたゴールは、信じられないようなものだった。良いプレーができていたのにゴールだけが決まらなかったからね。終了直前にゴールを決めたときの感覚は、最高だった。ファンは3-0の試合よりも、90分に勝負を決める方が好きなんだ と思う。
それは、あなたにとって最も印象的な雰囲気でしたか？ オールドトラフォードで過ごした時間の中で、一番良い雰囲気だと思うのはどんなところですか？
「説明するのは難しいけど、たぶんリーズ戦だろうね。ハットトリックを決めたからかもしれないけど、リーズとの試合をファンは長い間待っていたと思う。ファンがスタジアムに戻ってくるのに20年くらいかかったと思うよ（笑）。シーズン初戦ということもあり、スタジアムは賑やかだったし、僕が3ゴールを決めたのにも関係がある。でも、僕の最初のシーズンのシティー戦もかな。ホームで2-0で勝ったときの試合。アントニー（マルシャル）とスコット（・マクトミナイ）が得点したんだ。あれは良かったよ、本当に素晴らしい試合だった」