エリック

テン・ハフ「決勝戦は、勝つために戦うもの」

木曜日 02 2月 2023 01:06

マンチェスター・ユナイテッドは、カラバオカップ決勝進出を決めた。そこではニューカッスル・ユナイテッドと対戦する。準決勝戦のあと監督のエリック・テン・ハフは、ここまで来たなら優勝しなければ意味がない、と話した。

レッズは準決勝でノッティンガム・フォレストに総計5-0で勝利し、2月26日(日)にロンドンで行われる決勝戦に臨む。

後半、アントニー・マルシャルとフレッジがゴールを決めると、ユナイテッドの決勝進出は決定的となった。

しかしボスはこの試合に完全には満足していない。その理由を、彼は試合後、MUTV, Sky Sports, Radio 5 Live, Talksportに向け、次のように説明した。

ユナイテッド 2-0 ノッティンガム・フォレスト

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アントニー・マルシャルとフレッジが得点を決め、カラバオカップ決勝に進出。

より良いテンポで

「準決勝に勝ち、決勝に行くことができれば、それでOKだ。ただ、前半戦は正直言ってあまりよくなかった。前半のプレーはプロフェッショナルな戦い方だったとは思うが、テンポが悪すぎた。スローで、チャンスを作れなかった。相手に2度の好機を与えてしまったが、それはあってはならないことだ。後半は良くなった。テンポも上がって、いい形でゴールを決めることができた。より動きがあったし、2戦合計で5-0で勝てたのは良かった」。

前半戦はフラストレーション?

「フラストレーション、というのは大げさだ。このような試合では、少し頭を働かせて、相手が罠を仕掛けてこないようにしなければいけない。なぜなら、ある時点で、相手は必ず仕掛けてくるはずだからだ。だからボールをキープし、パスを回し続けること。それが私たちがやるべきことであり、もっと動きをつけるべきだった。背後へ素早くスイッチするといったような動きだ。しかしそれを実践できなかった。今日の試合ではベンチからのインパクトが必要だった。ハーフタイム後の最初の15分間はテンポが上がって、何度かチャンスも作れた。ヴァウト(・ヴェフホルスト)へのPKは間違いなくあった。途中出場の選手が新たなダイナミックさを加味してくれた。ブルーノ(フェルナンデス)を右サイドに展開するといった別のダイナミックさが相手の守備を苦しめた」。

サンチョの復帰

「良いことだ。ファンも彼を愛しているし、彼も楽しんでいたと思う。彼はピッチに戻れて喜んでいた。この数週間、キャリントンでは笑顔でがんばっていたから、この調子でシーズンに大きく貢献してくれることを期待している。ジェイドンは10番としても、ウィンガーとしてもプレーできる。私はいろいろミックスしてプレーするのを好む。とはいえ、ポジションはしっかり押さえなければならない。そして、選手はそのための規律を守らなければならない。そうでなければ混乱することになる」。

ぎっしり詰まったスケジュール

「それは利点だ。試合ごとに改善することができるからね。選手にフィードバックできることがたくさん生み出される。基準を決めて改善に取り組むことで、選手たちにどこを改善しなければならないかを明確に示し、次の試合に持ち込むことができる。これ(過密日程)は贅沢な問題で、私たちも望むところだ。それに、マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブにとっては、3日ごとに試合があるのは普通だと思うし、それに対応しなければならない。だから我々はむしろ楽しみにしている。ほとんどの選手は、トレーニングよりも試合をするほうが好きだ。だから我々はひたすら、次の試合を前の試合より良いものにすることに挑むのみだ」。

カラバオカップ決勝に進出

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ノッティンガム・フォレストを下し、決勝に進出。

オールド・トラッフォードの威圧感

「そうでなければならない。要塞でなければならない。しかしそのためには、一生懸命がんばらなければならないのだということを、我々は認識する必要がある。毎回、毎試合、全力で取り組むのだ。100パーセントの集中力と100パーセントのエネルギーを注ぎ込む。勝利を手に入れたいのなら、それに見あったものを注入しなければならないのだ。土曜日の試合、そして次のホームゲームでも同じことをしなければならない」。

決勝へ向けて

「素晴らしい。決勝戦は、勝つために戦うものだ。決勝に進出することが成果ではない。我々は勝利を望んでいる。しかしまずは、他のことがある。プレミアリーグだ。選手たちにも言ったが、すべての試合に力を注がなくてはならない。あらゆる試合に高いインテンシティで臨むこと。我々はユナイテッドなのだから。ユナイテッドの選手である以上、その基準に見あったプレーをしなければならない。ウェンブリーに行くのは素晴らしいことだ。そしてニューカッスル・ユナイテッドは素晴らしいチームだが、今の僕らにとってはまだ遠い試合だ。まずは土曜のクリスタル・パレス戦に挑む。カップ戦のことは忘れて、次の週に集中するのだ」。

 

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