ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッド 5-2 ボーンマス

土曜日 04 7月 2020 18:31

マンチェスター・ユナイテッドのアタッキングトリオが、オールド・トラッフォードでボーンマスを粉砕した。

今節の結果により、3人は今シーズン合計55ゴールに到達。そこにブルーノ・フェルナンデスも加わり、オーレ・グンナー・スールシャール監督のチームはシーズン再開後からの16日間で14ゴールを記録している。

前線の3人は、前半に揃って得点をマーク。ジュニア・スタニスラスのゴールによりボーンマスに先制されたが、メイソン・グリーンウッドのフィニッシュ、マーカス・ラッシュフォードのPK、そしてアントニー・マルシャルの得点で逆転に成功した。

後半にはジョシュア・キングにPKで1点を返されたものの、グリーンウッドがこの日2点目、そしてフェルナンデスもフリーキックを直接決めて引き離した。

1月にスポルティング・リスボンから加入したフェルナンデスは好調を維持している。アメックス・スタジアムで行われ、ユナイテッドが3-0で勝利したブライトン戦でも2ゴールの活躍だった。

そのフェルナンデスは、開始10分に早くもチャンスに顔を出す。ラッシュフォードからのボールに飛び出し、浮かせたシュートを放ったが、ボーンマスのゴールキーパー、アーロン・ラムズデールに詰められて決められなかった。

この決定機を逃して悔しそうな表情を見せたフェルナンデスは、数分後にフラストレーションを相当溜めたに違いない。

ユナイテッドのボックス内でシュートを放ったスタニスラスは、セカンドボールを拾い、ハリー・マグワイアの股を抜いてシュート。これがダビド・デ・ヘアが守るゴールのニアに決まってボーンマスが試合を動かした。

この失点は、簡単に受け入れられないプレーだった。ユナイテッドにとっては、スパーズとの再開初戦以来の失点で、オールド・トラッフォードでの失点も1月のバーンリー戦以来、実に500分以来に点を決められてしまった。

ラッシュフォードはフリーキックを直接狙ったが、ラムズデールが阻止。だが29分にグリーンウッドにとって今シーズン14得点目のゴールで同点に追いつく。

フェルナンデスからのパスを受けたグリーンウッドは、巧みなタッチで相手をかわし、左足でシュート。ラムズデールも反応したが、手に当たったボールがゴールネットを揺らした。

その5分後、今度はラッシュフォードが1月にオールド・トラッフォードで行われたノリッジ・シティー以来のゴールを決めて逆転に成功する。

アダム・スミスのハンドによってPKを獲得したユナイテッドは、ラッシュフォードが決めて2-1に。ラッシュフォードは今シーズン20ゴールに到達した。

すると、前半追加タイムが2分を経過したところでマルシャルが見事なシュートを突き刺し、リードを広げる展開に。

後半開始早々にはデ・ヘアに出番がやって来る場面が見られ、ビクトル・リンデロフに代わって後半あたまから出場したエリック・バイリーのハンドがVARにより認められるなど、後半の立ち上がりは決して良くはなかった。

これをキングに決められて3-2と1点差となり、その2分後には交代出場のアルノー・ダンジュマに同点弾を決められたかと思われたが、オフサイドと判定される。

ワンダーゴールを決めたアントニー・マルシャル

この状況で再び台頭したのがグリーンウッドだった。54分に自らチャンスを作り、ワールドクラスのフィニッシュシーンを生み出し、4-2。

5分後にはフェルナンデスが加入後7点目をフリーキックで記録。フェルナンデスの得点はチームにとって今シーズンのプレミアリーグで初のフリーキック弾で、立て続けにラッシュフォードもゴール前に飛び込んで続いたかと思われたが、VARによりオフサイドと判定される。

得点はここまでだったが、ホームのリーグ戦で5ゴールを記録したのは、サー・アレックス・ファーガソンが監督を務めた2011年のボクシング・デイのウィガン戦以来。

しばらくぶりのゴールラッシュだったが、現在のチーム状況を考えれば、次が見られるのは意外に早いかもしれない。

チーム5ゴール目を決めたブルーノ・フェルナンデスのゴールパフォーマンス

チーム情報

ユナイテッド:デ・ヘア、ワン・ビサカ、リンデロフ(46分にバイリーと交代)、マグワイア(キャプテン)、ショー、マティッチ(66分にフレッジと交代)、ポグバ、グリーンウッド(75分にジェームズと交代)、フェルナンデス、ラッシュフォード(80分にイガロと交代)、マルシャル(80分にマタと交代)

出場機会のなかったサブ:ロメロ、ウィリアムズ、アンドレアス、マクトミネイ

得点:グリーンウッド(29、54分)、ラッシュフォード(34分 PK)、フェルナンデス(59分)

ボーンマス:ラムズデール、スミス(77分にステイシーと交代)、ケリー、アケ(キャプテン)、リコ、ブルックス(45分にダンジュマと交代)、レルマ、Lクック(66分にビリングと交代)、スタニスラス(66分にウィルソンと交代)、ソランケ(66分にソランケと交代)、キング

出場機会のなかったサブ:ボルツ、トラヴァーズ、サーマン、サリッジ

得点:スタニスラス(15分)、キング(49分 PK)

イエローカード:レルマ

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