スモーリング

アーセナル 2-0 マンチェスター・ユナイテッド

オーレ・グンナー・スールシャール体制となってから続いていたマンチェスター・ユナイテッドのリーグ無敗は、日曜に途絶えた。アウェイでの一戦は、グラニト・ジャカに先制点、ピエール・エメリク・オーバメヤンに後半PKを決められ、アーセナルが勝ち点3を獲得した。

今回の試合に敗れるまでの間、スールシャール監督はリーグ戦17試合で14勝という素晴らしい戦績にチームを導いていた。しかし、1月のエミレーツFAカップでアーセナルに3-1で勝利した時のメンバーだったジェシー・リンガード、アンデル・エレーラら主力に負傷者を抱え、大逆転勝利を収めたパリ・サンジェルマンとの激闘を終えた直後という影響もあり、ユナイテッド は心身ともに疲弊していた。そして、気温も低く、強風吹くロンドン北部の気候の下で行なわれた一戦は、試合序盤から苦しんだ。

序盤からポゼッションを支配していたのはホームのアーセナル。アレクサンドル・ラカゼット、オーバメヤンが開始10分までにチャンスを作ってシュートを放ち、左サイドではセアド・コラシナツが起点になる場面が多く、開始2分にクロスを上げられたが、運よくワイドに流れた。

均衡を破ったのは、予想外にもジャカだった。ホームのファンからシュートを要求されたジャカは、声援の通りボックス外からシュートを選択。ダビド・デ・ヘアはシュートの軌道を読んで左に移動した瞬間、突如ボールが逆方向に変化し、ゴールネットを揺らした。

その直前には、ルーク・ショーのクロスにロメル・ルカクがシュートで合わせたものの、バーに嫌われてしまう。ポール・ポグバがポゼッションを保持してクロスを上げるもボックス内には誰もいなかった。

パリでの試合で先発に起用されたエリック・バイリーに代わり先発出場したディオゴ・ダロトは、クリスタル・パレス戦と同様に右サイドの一枚前のポジションでプレー。前半の中盤にはポグバのロングボールから始まった素早いカウンターに絡み、ルカクがキープしたボールを受けて中央に折り返したものの、マーカス・ラッシュフォードより先にジャカにコースに入られてしまい、シュートは打てなかった。

後半も前半と同様にアーセナル陣内に攻め続けたユナイテッドは、何度となくチャンスを作った。ルカクがボックス内のルカクにボールを渡すも、ピッチ内でオフサイドを疑うシャウトが聞こえたからだったのか、判断が遅れてしまい、GKベルント・レノに対応されてしまう。

アーセナルにとって大きい追加点が決まったのは、その後だった。しかも、PKという形で。主審のジョナサン・モスは、フレッジがペナルティエリア内でラカゼットにファウルを犯したと判断。キッカーを務めたオーバメヤンは、先週末のロンドンダービーでPKを外したが、今回はど真ん中にシュートを蹴り込んだ。

アーセナルにはリードを3点に広げるチャンスもあった。バウンドへの対応を誤ったビクトル・リンデロフのミスを逃さなかったラカゼットがゴール前に詰めるも、シュートは枠外に。

ユナイテッドは、残り10分になってネマニャ・マティッチに代えてメイソン・グリーンウッドを投入。プレミアリーグデビューを果たしたグリーンウッドだったが、チャンスは限られた。

リードを保って勝利したアーセナルは、リーグ4位に浮上。しかし、来季のチャンピオンズリーグ出場権がかかる4位争いは、シーズン終盤までもつれる可能性が高い。

試合情報

アーセナル:レノ、メイトランド・ナイルズ、ソクラティス、コシールニー、モンレアル、コラシナツ、ジャカ、ラムジー、エジル(76分にイウォビと交代)、オーバメヤン(79分にスアレスと交代)、ラカゼット(85分にエンケティアと交代)

出場機会のなかったサブ:ツェフ、ムスタフィ、エルネリー、グエンドゥジ

イエローカード:ソクラティス(38分)、コラシナツ(89分)

得点:ジャカ(12分)、オーバメヤン(69分 PK)

ユナイテッド:デ・ヘア、ヤング(c)、リンデロフ、スモーリング、ショー、マティッチ(79分にグリーンウッドと交代)、フレッジ、ポグバ、ダロト(70分にマルシャルと交代)、ルカク、ラッシュフォード

出場機会のなかったサブ:ロメロ、バイリー、ロホ、アンドレアス、マクトミネイ

イエローカード:ポグバ(76分)

主審:ジョナサン・モス

おすすめ: