ブルーノ「エリクセンにはビジョンがある」
マンチェスター・ユナイテッドがクリスタル・パレスと引き分けた試合では、2本の素晴らしいゴールを見ることができた。残念ながら我々のは1本だけで、もう1本は相手のゴールだった。
マイケル・オリーズが試合終了間際に決めたゴールは見事だった。しかし別の意味で、ユナイテッドの先制点は素晴らしかった。
ルーク・ショー、マーカス・ラッシュフォード、そしてクリスティアン・エリクセンの3人が連携してブルーノ・フェルナンデスに絶好のチャンスを与えると、ポルトガル人MFはそれを逃さなかった。ブルーノが勢いよくボールを叩き込んだとき、相手GKビセンテ・グアイタにはなす術がなかった。
このゴールは、エリック・テン・ハフが夏に就任して以来、ユナイテッドで実践してきた、スムーズなパス回し、そこからの突破、そして決定的なフィニッシュ、のすべてを網羅していた。
フェルナンデスと、今夏に加入したエリクセンは今シーズン絶妙な連係を築いている。セルハースト・パークでのブルーノのゴールは、前回ロンドンに遠征した、11月のフルアム戦での逆パターンだ。ここでは8番が14番の進路にボールを出し、先制点が決まった。
「クリスティアンは本当に良いプレーをしてくれているよ」と、パレス戦でのドローの後に語ったブルーノ。「でも、チーム全員が本当によくやっている」。
「前半に見せた、あのゴールは僕らが練習してきたことを象徴している。動き、プレーの仕方、パスの出し方など、すべてが生かされていた。それらができた後で、さらに違いを生み出すには、個々の素質にかかっている」
「クリスティアンにはビジョンがある。それにパスを出すクオリティーがある。彼は今日もそれを発揮してくれたし、これからも続けてくれるだろう」。
「でも、ラッシュフォードや、ポストのヴァウト(ヴェフホルスト)の動きがなければ、後ろに僕のスペースは生まれない」。
「だから、チーム全体のパフォーマンスだと思うし、チームプレーがあることで、それぞれが良いスキルを発揮することができるんだ」。
レッズは10連勝を達成することはできなかったが、11月6日のアストン・ヴィラ戦での敗戦を最後に、10試合無敗をキープしている。
そして日曜日には、現在首位に立つアーセナルに乗り込み、エミレーツ・スタジアムで注目の一戦に挑む。
もしもユナイテッドが、9月初めのオールド・トラッフォードでの対戦同様アーセナルに打ち勝つには、パレス戦の前半のような切れ味を見せることが必要だ。