ブルーノにとって数字は関係なし
今シーズンのブルーノ・フェルナンデスは、マンチェスター・ユナイテッド加入からの1年半ほどゴールやアシストがなくても、最高のフットボールができていると感じている。
フェルナンデスはオールド・トラッフォードのキャリアを素晴らしい形でスタートを切り、2019-20と2020-21シーズンで40ゴール、26アシストを記録し、各シーズンのサー・マット・バズビー年間最優秀選手賞を受賞した。
シーズン前半戦は今までの高い水準と比べて調子を落としていたが、フェルナンデスは、エリック・テン・ハフ監督のチームにおいて、クリエイティブな中心選手として好パフォーマンスを披露している。
FBRef.comによると、2022-23シーズンのブルーノは、今のところ5ゴールにしか関与していないかもしれないが、プレミアリーグでシュートを生み出すアクションとアシストの期待値で高い数値を上げており、両指標でケビン・デ・ブライネとキーラン・トリッピアーに次ぐ位置にいる。
ユナイテッドはここ4試合、すべてのコンペティションでそれぞれ勝利しており、フェルナンデスもその勢いを楽しんでいるようだ。
ノッティンガム・フォレスト戦後、ブルーノは「自分の1年目のスタッツについて言うのなら、素晴らしかったよ」と、NBC Sportsに語った。
「おそらく今はゴールやアシストの数は減っているけど、以前よりずっといいプレーができているし、より試合に絡めるようになった」
「チームが勝つことの方が重要。それが自分の1週間に影響を与える。負けたときよりも、勝ったときの方が練習に行きやすく、みんなと顔を合わせやすい」
フェルナンデスは、フォレスト戦での2点目を決める上で重要な役割を果たした。アントニー・マルシャルのゴールをアシストしたのはマーカス・ラッシュフォードだったが、その前のパスを通したのは彼だった。
フェルナンデスは、中盤のカゼミーロやクリスティアン・エリクセンとともに、ゲームを加速させるタイミングと減速させるタイミングを見事に理解しており、それが攻撃陣の結果に繋がっている。
ブルーノは、「前線にいる選手たちのことをよく理解しているから、自然にできることだと思う」と付け加えた。
より冷徹なチームを求める
記事エリック・テン・ハフ監督が、ノッティンガム・フォレスト戦を振り返った。
「彼ら(ラッシュフォードとマルシャル)は1対1に強い選手で、前に出たい、スペースに入りたいと思う選手。正しいタイミングで出て行くこと、そしてできる限りボールをキープすることが自分達の仕事」
「結果が自分達次第の状況なら、スローダウンさせなければならない。彼ら(フォレスト)はよくプレスをかけてきて、こちらのミスやカウンターを待っていた。試合の局面を理解して、速くプレーするか、スローダウンさせるかを見極めるのは大事」