ジェームズを甦らせたギグスのアドバイス
ダニエル・ジェームズは、プロ選手になってから受けた最高のアドバイスは、ユナイテッドのレジェンド、ライアン・ギグスから受けたものだったと明かした。
それ以外にも、ギグスが23歳のウィンガーに授けたものがある。それは今でもジェームズにとって礎となっているという貴重な助言だ。ジェームズは、サム・ホームウッドとヘレン・エヴァンス、デイヴィッド・メイがホストを務めるUTDポッドキャストに出演し、それについて明かした。 「よく聞かれるんだ。これまでにもらった最高のアドバイスはなにか?って。それはおそらく、彼(ギグス)からのものだ。それは、『自分らしくやればいい』というものだった。たしか昨シーズンの終わりごろだったと思う。その頃の僕は、周りの選手たちを見て、彼のようにならなきゃ、ああいうふうになりたい、といつも考えていた」Dan James' late header gave Wales a vital 1-0 victory over Czech Republic in World Cup Qualifying Group E as both sides ended the game with 10 men in Cardiff.
— Sky Sports Football (@SkyFootball) March 30, 2021
「今シーズンになってからは、僕がここにいるのは理由があるからだ、と思えるようになった。それで自分の昔のプレー映像をたくさん見返してみたんだ。その中で僕は、僕らしいプレーをしていた。それから最近の映像を見てみた。そうしたら、全然その頃みたいにプレーしていなかった」
「周りの選手から学んで、それを取り入れるのは大切なことだけれど、究極的には、自分がここにいるのは、僕にしかできないことがあるからなんだと気がついた。ギグシーが、『自分らしくやればいいんだ』と言ってくれたことは、僕にとって本当に大きな気づきになった」
そのアドバイスがいかに今シーズンの彼のプレーに生かされているかは明らかだ。自分が持つクオリティーをピッチの上で発揮しようという意志は、彼を輝かせ、ユナイテッド入団以来ベストなパフォーマンスを披露するに至っている。
「シーズンの初めころはあまりプレー機会がなかった。そのことを受け入れて日陰の存在に甘んじていいのか、と自分に問いただしたとき、答えはノーだった。僕はここでプレーしたい。他の場所じゃなくてね」
「監督とそのことについて話した。イスタンブールでのチャンピオンズリーグ戦(対バシャクシェヒール)の前だったと思う。『いつでもプレーする準備はできています』と監督に言ったら彼は、『トレーニングで、君が自分らしさを発揮しようとしている様子を見て、私もそれはわかっていたよ。以前の君が戻ってきたようだね』と言ってくれた。だから『そうなんです、だからプレーできます!』と答えたよ」
「監督はその試合で僕を使ってくれた。そして僕はゴールを決めることができた。そこからは、自分にできることをやる、そしてこのチームに自分の存在価値を得るにはどうするかを考えるようになった」
「つまりは、日々のトレーニングでできることをすべてやる、ということだ」