チームにとっての試練に興奮
エリック・テン・ハフ監督は、ノッティンガム・フォレストのサポーターがシティ・グラウンドで作り出す騒々しい雰囲気を、選手たちが楽しめると信じている。
ユナイテッドは、同会場で行われた1999年2月のプレミアリーグで8-1で勝利。オーレ・グンナー・スールシャールがベンチから出場して4ゴールを決めて以来、この会場での試合はない。注目すべきは、ユナイテッドがフォレストとシティ・グラウンドで50回目の対戦をすることだ。
ヨーロッパカップを2度制覇したフォレストは、近年復活を遂げ、トップリーグへの昇格で再び大舞台に立った。
今シーズンのプレミアリーグでの地位はまだ不安定ではあるが、カラバオカップ準決勝への出場はシティ・グラウンドの雰囲気を一新し、テン・ハフは水曜日の夜が騒がしくなることを期待しているようだ。
試合前の記者会見で、監督は「ユナイテッドが今回の会場で試合をしたのはずいぶん昔のことだ」と言った。「熱狂的な観客の前でプレーするのはいいもの。いい雰囲気になるだろうし、選手たちのモチベーションも上がるだろう。そのために準備しなければならない」
エリックは、ウェンブリー・スタジアムで行われるカラバオカップ決勝進出の可能性を考えるよりも、自分たちのパフォーマンスと第1戦に集中するタイプだ。
「大事なのは、トロフィーを獲得することなんだ」とテン・ハフは言う。「でも、一戦一戦を大切にしなければならない。だから第1戦に集中し、先のことは考えない、気が散ってしまうからね。明日の目標は、その試合に勝つことだ」
オランダ時代に獲得した数々のトロフィーについて尋ねられると、ボスはクラブが再び成功を収める時が来たと認めた。
「トロフィーを手にすることは、最高の気分だ。私は、キャリアの中でトロフィーを獲得する幸運に恵まれた。特にファンにとっては素晴らしいことだった」
「ウチのファンは、特に昔からのファンには、(タイトル獲得の)経験がある。マンチェスター・ユナイテッドがトロフィーを獲得できなかった時期があるが、それはあまりにも昔のことだ。その点については認識している。トロフィーをもたらすため、全力を尽くさなければならない」