ユナイテッド 3-1 ブライトン
マンチェスター・ユナイテッドは、72時間の間に再びオールド・トラッフォードで3ゴールを記録し、プレミアリーグでブライトンに3-1で勝利した。
前半に2ゴール、そして後半にも1点を追加し、木曜のパルチザン・ベオグラード戦と同様の結果を残した。
アンドレアス・ペレイラの得点で先制すると、ブライトンのデイヴィー・プロパーのオウンゴールでリードを拡大。ユナイテッドファンも、相手を圧倒した前半を楽しんだ。
ルイス・ダンクに1点を返されてクリーンシート達成とはならなかったが、失点直後にマーカス・ラッシュフォードの得点でリードを再び2点に広げて勝利した。
この勝利により、ユナイテッドはプレミアリーグ7位に浮上。9月のレスター戦以来となるオールド・トラッフォードでの勝利をあげた。
パルチザンに3-0で勝利し自信を得たままリーグ戦の今節に臨んだチームは、序盤にリードを広げた。今シーズンは、プレスをかけるやり方で結果を残していたブライトンは、試合前の時点でユナイテッドより上の順位にいた。
だがユナイテッドは、試合序盤からラッシュフォードのランとシュートで相手を崩し、17分に均衡を破った。
速い攻撃でブライトンを困惑させたユナイテッドは、アンドレアスのステップで相手を幻惑。
アントニー・マルシャルがボールをもらうと、観客もブライトンも、きっと巻き込むような軌道のシュートを放つ姿を想像しただろう。しかしマルシャルが選択したのはアンドレアスへのパス。ボールを受けたアンドレアスが左足で放ったシュートは、デイル・スティーブンズにディフレクトしてコースが変わり、ゴールキーパーのマシュー・ライアンの逆をついてゴールネットを揺らした。
さらに勢いに乗ったユナイテッドを止めようと、ブライトンはイエローカードの連続で流れを止めにかかる。
19分、ゴール前でのプレーをVARで検証した結果、ユナイテッドの2点目が認められ、リードを拡大。
このゴールが生まれたプレーのきっかけは、フレッジのフリーキック。ハリー・マグワイアが競り合いに勝つと、スコット・マクトミネイがルーズボールに飛び込み、ゴールラインを割った。
VARは、当初マグワイアのハンドがあったかを確認するために用いられたが、検証の結果チームのゴールと認められ、スタンドが沸いた。
テレビのリプレーでは、ブライトンのプロパーがボールに触れてゴールラインを超えたことが確認された。
シーガルスにもチャンスはあったが、ユナイテッドを脅かすまでには至らず、前半は一方的な展開で終えた。
パルチザン戦のように、後半開始からもフルアタックとはならなかった。序盤はアンドレアスのロングシュートがあった程度で、60分くらいまでは印象に残るプレーは見られなかった。
もたもたしている間にブライトンに反撃を許してしまい、ダンクに64分に1点を返されてしまう。
オーレ・グンナー・スールシャール監督が失点を喜ぶことはないにしても、ブライトンの気持ちが高まったのは、わずか2分間のみ。
フレッジからのパスを受けたマルシャルは、一度はシェーン・ダフィーにボールを奪われてしまう。
しかしすぐに取り返すと、ラッシュフォードにパス。10番は、これを66分に枠内の天井部分に突き刺した。
その2分後にも決定機がラッシュフォードに訪れるも、シュートミス。ダニエル・ジェームズからのクロスに触ったが、シュートはわずかに枠を外れてしまう。
その後もユナイテッドはハイペースで攻め続け、ブライトンに襲いかかる。
プレミアリーグ初先発出場のブランドン・ウィリアムズにも初ゴールのチャンスはあったが、GKライアンに対応されてしまう。ジェームズにも同様に決定機があったが、生かせなかった。
それでもユナイテッドがリードを保持し、勝ち点3を獲得している。
試合情報
ユナイテッド:デ・ヘア、アーロン・ワン・ビサカ、リンデロフ(70分にリンガードと交代)、マグワイア(c)、ウィリアムズ(90分にロホと交代)、マクトミネイ、フレッジ、ジェームズ、アンドレアス、ラッシュフォード(90分にグリーンウッドと交代)、マルシャル
出場機会のなかったサブ:ロメロ、ジョーンズ、マタ、ガーナー
得点:アンドレアス(17分)、プロパー(20分、オウンゴール)、ラッシュフォード(66分)
イエローカード:ラッシュフォード、ウィリアムズ
ブライトン:ライアン、モントーヤ(45分にマーチと交代)、ダンク、ダフィー、バーン、プロパー、スティーブンズ、アルザテ、トロサール(59分にグロスと交代)、モペイ、コノリー(45分にマレーと交代)
出場機会のなかったサブ:バトン、バログン、ムーイ、シェロット
得点:ダンク(64分)
イエローカード:スティーブンズ、ダンク、モントーヤ、バーン、プロパー
観衆:7万3556人