ユナイテッド

ワトフォード 4-1 ユナイテッド

土曜日 20 11月 2021 19:07

マンチェスター・ユナイテッドは、ワトフォードとのプレミアリーグ戦で前後半に2点ずつ奪われて無念の敗北を喫した。

インターナショナルブレーク後の初戦で敗れ、悔しい1日になってしまった。

ヴィカレージ・ロードでの試合は、ダビド・デ・へアがイスマイラ・サールのPKを1度だけでなく2度もセーブし、最初のPKがやり直されるなど、熱狂的なスタートを切った。しかし、ジョシュア・キングとサールに前半にゴールを決められたため、クラウディオ・ラニエリ監督のチームは2点リードで前半を折り返すことになった。

後半に入ると、ユナイテッドはアントニー・マルシャルに加えてドニー・ファン・デ・べークを投入。50分にはファン・デ・ベークが素早くゴールを決めて希望をもたらした。逆転の可能性があると思われたが、ハリー・マグワイアが2枚目のイエローカードをもらって退場となり、ユナイテッドの逆転劇はより困難なものとなった。

試合終了間際、ワトフォードはジョアン・ペドロとエマヌエル・デニスがゴールを決め、4-1で勝利した。

ヴィカレージ・ロードで敗戦

前半:デ・へアが2度もPKを阻止するも、ホーネッツがリード

ネマニャ・マティッチが巧みなパスでジェイドン・サンチョを相手ディフェンスの裏に出そうとするが、トリッキーなウィンガーにはボールが通らなかった。

4分、ブルーノ・フェルナンデスのクリアーミスがきっかけで一連の奇妙な出来事が起こった。そのルーズボールが元ユナイテッドストライカーであるジョシュア・キングの足元に入り、ボックス内で倒されてワトフォードのPKとなった。しかし、9月のウェストハム戦と同じように、デ・へアがセーブを見せ、ホームチームの得点を防いだ。

しかし、そのセカンドボールに素早く反応したキコ・フェメニアがゴールを決めて先制したかに見えた。VARnチェックが入り、検証の結果、サールがボールを蹴った時点で、フェメニアとユナイテッドの選手がともにボックス内にいたことが判明し、ジョン・モス主審はリテイクを命じた。ところが同じテイク、同じ場所、同じ結果が待っていた。デ・へアがまたしても止めてみせ、0-0のままにしてみせたからだった。

ユナイテッドの最初のチャンスは、カウンターアタックからクリスチアーノ・ロナウドが左サイドを駆け抜け、7番はシュートがで終わるもブロックされてしまう。

ハリー・マグワイアが何度も見事なブロックでサールを阻み、さらにキングの6ヤードからのビッグチャンスにも立ちはだかる。

しかし27分、ワトフォードの7番が左サイドのデニスからのパスを受けて、至近距離からゴール。1-0でホーネッツが先制に成功する。

キングの先制点の直後、ユナイテッドはマーカス・ラッシュフォードがゴールに迫る。後方からの巧みなボールに反応した10番がボレーシュートを放ったが、元レッズのキーパー、ベン・フォスターが好反応を見せ、シュートを防いだ。その直後、ラッシュフォードがゴールに向かって低い弾道のシュートを放ったが、またしてもフォスターに阻まれてしまう。

36分には、キングがユナイテッドのバックラインを越えたがビクトル・リンデロフが見事なタックルでストライカーのつま先からボールを奪った。ワトフォードの7番はその直後にもチャンスに顔を出してユナイテッドのボックス内からデ・ヘアに向かって直接シュートを打った。

そして前半終了直前、サールに追加点を許してしまった。

サールのPKを2度も止めたデ・ヘア

後半 - ドニーの得点とマグワイアのレッドカード 

スールシャール監督は、後半戦に向けてハーフタイムに2人の選手を交代させた。マーカス・ラッシュフォードとスコット・マクトミネイに代えて、マルシャルとファン・デ・べークを投入すると、後者はすぐに効果を発揮した。

50分、ファン・デ・ベークを起点にユナイテッドの攻撃が活性化。サンチョからの素晴らしいクロスがファーポストのロナウドに渡り、ロナウドの落としをファン・デ・べークが頭で押し込み今シーズン初のゴールマーク。声援を送るアウェーファンに再び劇的な逆転劇を期待させた。

その直後、ユナイテッドはブルーノが放った強烈なシュートは枠を外れ、57分にはロナウドがあわや同点という場面を作るもゴールが遠い。ファン・デ・べークのスルーパスで7番がフォスターと1対1になったが、またもフォスターに阻まれる。

ベンチからゴールを決めたドニー・ファン・デ・ベーク

69分にはマグワイアが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、一人少ない10人に。ユナイテッドは同点を目指したが、そのミッションはより困難なものになってしまう。

試合終了間際、数的不利にもかかわらずユナイテッドはホーネッツを押し込み続け、いくつかの好機を作り、後半15分にはロナウドがフリーでヘディングシュートを放つなど、再びゴールに迫った。

77分、ヴィカレージ・ロードでは、ポルトガルのスーパースターが同点ゴールを決めたかと思われた。左サイドからの見事なクロスがファン・べ・ビークに当たり、ボールはロナウドの足元に。しかし、残念ながら7番はオフサイドと判定されてしまった。

次の攻撃でフェルナンデスが絶好のシュートチャンスを得たが、25ヤードからのシュートはバーを越える。

83分には強烈なクロスがイングランド代表のルーク・ショーの顔面を直撃し、ショーは交代を余儀なくされた。23番に代わって、ディオゴ・ダロトが終盤に交代出場。

追加タイムにはサンチョに代えてジェシー・リンガードを投入するも、ペドロとデニスがゴールを決め、4-1で敗れた。

後半に2枚目のイエローカードを出されて退場処分を受けたマグワイア

試合情報

ワトフォード:フォスター;フェメニア、ヌクル(64分にトロースト=エコングと交代)、キャスカート、マジーナ;サール(68分にエルナンデスと交代)、クレヴァリー、シソコ(C)、ルザ(77分にペドロと交代)、デニス;キング

出場機会のなかったサブ:バッハマン、ナキア、ローズ、ゴスリング、フレッチャー、トゥファン

得点:キング(28分)、サール(44分)、ペドロ(90分)、デニス(90分)

ユナイテッド:デ・へア;ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア(c)、ショー(85分にダロトと交代);マティッチ、マクトミナイ(46分にファン・デ・べークと交代);サンチョ(90分にリンガードと交代)、フェルナンデス、ラッシュフォード(46分にマルシ��ルと交代);ロナウド

出場機会のなかったサブ:ヒートン;テレス、バイリー、フレッジ、マタ

得点:ファン・デ・べーク(50分)

イエローカード:マクトミナイ、マグワイア

レッドカード:マグワイア

レフェリー:ジョナサン・モス

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