戦う理由は残されている
オーレ・グンナー・スールシャールは、チャンピオンズリーグで敗れたパリ・サンジェルマン戦が、今季の結果を決めるものではないと強調した。
チェルシーは、マンチェスター・シティーに6-0で大敗を喫し、危機的状況を迎えたと言われている。だが、スタンフォード・ブリッジは、ユナイテッドにとって鬼門の会場。だからこそ、前回対戦した際、終盤にロス・バークリーに同点ゴールを許した瞬間、腹立たしさがこみ上げた。
FAカップ前ラウンドでアーセナルに勝利したユナイテッドは、組み合わせ抽選での運に恵まれなかった。しかし、これは昨季の決勝で敗れたリベンジを果たす格好のチャンスだ。
もしチェルシーに勝てれば、仮にシティーが勝ち残っていたとしても、ウェンブリーでの栄光に近づける。
全ての大会で優勝する可能性を残しているシティーだが、チェルシーにとっても、カラバオカップ決勝は、ペップ・グアルディオラのチームを相手に、エティハドでの借りを返すチャンスだ。
リーグカップ決勝と同じ日に、ユナイテッドはリヴァプールと対戦する。
ウェンブリーでの決勝を軽んじるわけではないものの、ユナイテッドとリヴァプールの一戦は、最も関心を集めるだろう。
ユナイテッドファンに、この試合の重要性を説明する必要はない。ただ、リーグ優勝を目指して突っ走っているマージーサイダーの行く手を阻むことこそ、我々に求められていることなのだ。
直近でリヴァプールにリーグ優勝の可能性があった2014年3月、ユナイテッドは3-0で敗���た。難しい状況の中、スティーヴン・ジェラードに3本のPKを与え、2本を決められた。
今回の対戦では、ユルゲン・クロップ監督が率いるチームを苦しめられる。そして、我々にも戦う理由が残されていることを証明したい。
PSGに敗れたことで、オーレとユナイテッドとの新婚旅行が終わったという見方もあるだろう。だが、就任から11試合無敗という結果は上々だ。もっと言えば、チームの力を再び信じる気持ちが強まった。
これから国内の試合で結果を残せれば、残念な結果に終わったオールド・トラッフォードでの第1戦の印象も、和らぐようになる。
これは筆者個人の意見であり、マンチェスター・ユナイテッドFCの見解ではありません。